「+181」から始まる国際電話が急増しています。
気になって電話に出てしまうと、危険といった声も。
とはいえ、具体的にどんな点が危険なのか、知っておくことも大事。
そこで、今回の記事では、この「+181」の番号について、詳しく見ていきたいと思います。
タイトルは、『+181で始まる国際電話番号はどこから?出てしまった時や着信拒否の方法も!』を調査いたします!
【この記事でわかること】
- +181で始まる国際電話番号はどこなのか
- +181以外の国際電話番号の紹介
- +181などの電話に出てしまった時の対処法
+181で始まる国際電話番号はどこから?アプリで偽装の可能性も
+181はアメリカ・カナダからの電話
+181の電話は、アメリカ、あるいはカナダからの電話の可能性が高いです。
厳密には、「+1」がアメリカ合衆国とカナダの国別番号であり、あとの「81」は諸説あります。
+1の電話番号については、警察庁の注意喚起が出ています。
上記のように、「+1」「+44」から始まる番号には出ない、かけ直さないようにと記載されています。
従って、「+181」というよりも、「+1」の電話が危険だと言えます。
電話番号作成アプリを使用か?
現在、番号作成アプリを使用して国際電話をかけてくる事例が急増しています。
なので、「+181」とはいえ、偽造番号である可能性が十分にあると言えるでしょう。
実際に、朝日新聞の記事には、
引用元:朝日新聞デジタル
「(国際電話詐欺は)アプリを使い、国内などから電話している」とあります。
つまり、「+181」の国際電話と言っても、日本国内から発信することも可能である、ということ。
たとえば、GooglePlayで「電話番号作成」アプリを見てみると、
アプリを利用すれば、簡単に「+1」の番号を作成することが可能です。
番号を作成して利用する分には、法的規制がないため、このような手口が横行していると考えられます。
いずれにして、国際番号からの電話は危険なので、出ない方が無難です。
+181以外の国際電話番号もある?国際電話番号を悪用した特殊詐欺の事例の紹介
特殊詐欺に利用される国際番号
警察庁の情報によると、特殊詐欺に利用される国際番号は「+1」以外にもあるとのこと。
《特殊詐欺に使用された主な国際番号》
- カナダ(+1)
- イギリス(+44)
- ノルウェー(+47)
- スウェーデン(+46)
- ドイツ(+49)
上記のような番号が、過去に利用された国際番号となります。
実際に、警察庁の「国際番号の国別番号数の推移」によると、
令和5年(2023)の10月だけでも、「+1」が犯行に利用された件数は、3,078件にのぼります。
国内で犯行利用された番号種別件数の推移を見てみると、
黄色のグラフである「国際番号」の利用率が、圧倒的に多いことがわかります。
以上を踏まえると、見知らぬ国際電話は特殊詐欺の確率が高いと考えられます。
+181で始まる国際電話番号などに出てしまった時や着信拒否の方法は?
詐欺電話に出てしまった場合の対処法は?
身に覚えのない番号で、架空請求等の電話があった場合、一番良い対処法は無視すること。
たとえ心当たりがあっても、自動音声等で個人情報を聞き出す内容の電話には、相手にしないようにしましょう。
まず第一に、疑ってかかることが大事です。
【詐欺電話に出た時の対処法】
- 出来るだけ早く電話を切るのベスト
- 電話に出て個人情報(生年月日や名前など)を伝えた → 問題はないが不安であれば警察などに相談
- 電話に出たのち、お金を支払ってしまった → 最寄りの警察署、国民生活センターに相談
電話に出ただけでは、基本的には、問題はないと言えるでしょう。
ただし、こちらからかけ直したり、個人情報を伝えた場合は、不安であれば、しかるべき機関に相談しましょう。
- 警察:#9110(特殊詐欺専用窓口)
- 国民生活センター:184(消費者ホットライン)
※両者とも市外局番なしで利用することができます
不安な方は、相談してみてはいかがでしょうか。
国際電話を着信拒否にする方法は?
特殊詐欺を未然に防ぐために、あらかじめ国際電話の着信を無料で拒否することもできます。
海外に知り合いがいない方は、こちらを設定しておくと便利かもしれませんね。
手続きは、国の機関で行えるので安心です。
国際電話不取扱受付センター
- 電話番号:0120-210-364(固定電話なら通話無料)
- 受付時間:平日午前9時~午後5時(オペレータ案内)、平日・土日祝24時間(自動音声)
自動音声であれば、24時間受付しているみたいですね。
実際の公式ポスターを見ると、
着信拒否するのは申し込みだけで、費用はかかりません。
国際電話が不要な方は、検討してみると良いでしょう。
まとめ
今回は、『+181で始まる国際電話番号はどこから?出てしまった時や着信拒否の方法も!』について特集いたしました!
「+181」はアメリカの国際番号ですが、日本にいても偽造することが可能なことがわかりました。
大事なのは場所ではなく、身に覚えのない電話番号には出ないこと。
たとえ心当たりがあっても、電話で請求してくる可能性は低いので、詐欺を最初に疑いましょう。
最近では、国際電話以外にも、固定電話や携帯電話からも、特殊詐欺の事例があります。
なので、怪しいと思ったら、すぐに電話を切るのがベストです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!